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ナレーション付きの動画教材を活用すれば、生徒の理解力向上や教員の負担軽減などの効果が期待できます。近年では、インターネットに映像教材をアップロードし、オンデマンド授業を実施する教育機関も多いです。一方、「映像授業にナレーションを導入するメリットを詳しく知りたい」といった教員の方もいるでしょう。今回はそのような方に向け、ナレーション付き映像授業の具体的なメリットや効果について解説します。また後半では、ナレーションを導入する方法についてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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映像授業にナレーションを使う5つのメリットについてご紹介します。
メリット①|より詳しく内容を伝えられる
メリット②|映像がみえない人にも授業内容を伝わりやすい
メリット③|感情を表現できる
メリット④|印象に残りやすい
メリット⑤|多言語に対応できる
ナレーションを活用した映像授業は、生徒と教員双方にメリットがあります。ここからは、上記5つのメリットについて具体的に解説します。
映像授業にナレーションを導入し、授業の内容を音声で補足すれば、生徒の理解度向上が期待できます。
動画教材の種類には、さまざまなものがあります。
・特定の分野における専門家たちの会話
・建造物や美術作品の紹介
・アニメーションなど
一般的に映像作品内の情報を補足する場合、テロップや字幕を付け足すことが多いです。動画内の補足説明が文字だけの場合、生徒は文字を読むことに気を取られ、映像自体に集中できない可能性があります。一方、映像教材にナレーションを追加すれば、生徒は音声を聞きながら学習することが可能です。理科の実験手順や英単語のアクセントなど、動画だけでは伝わりにくい内容も補足でき、生徒の理解度向上にもつながるでしょう。
映像授業にナレーションを導入すれば、視覚障害を抱える生徒にも内容が伝わります。映像やテロップのみの授業教材であれば、目の不自由な生徒が内容を理解することは難しいでしょう。映像授業の内容が把握できなければ、精神的にもストレスがかかります。映像授業におけるナレーションの導入は、視覚障害をもつ生徒の負担軽減につながります。
また、目が見えない生徒だけでなく、視聴するシチュエーション次第では映像を十分に確認できないこともあるでしょう。たとえば、生徒が動画内容をメモ書きしたり他の生徒と会話したりする場面は、映像をはっきり見ることはできません。映像授業にナレーションがあれば、他の作業をしながらでも大まかな内容を把握しやすくなるのです。
映像授業にナレーションを導入すれば、動画内の音声で感情を表現することが可能です。映像やテロップ・字幕だけでは、動画の登場人物などの気持ちを表現しきれない可能性があります。
たとえば、小説を題材とした授業を行う際、登場人物の「さみしい」心情を表現するシーンを想定します。無機質な機械音声や文字のみの解説と比べると、言葉に「悲しい感情を乗せたナレーション」で補足する方が、人物の心情を伝えやすいです。生徒に音声を通し感情が分かりやすく伝わることで共感も得やすくなり、映像授業に興味をもって学習してくれるでしょう。
映像授業にナレーションを導入することで、学習指導の内容が生徒の印象に残りやすいです。人が五感を通じて読み取る情報量の割合は、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の順に多いと言われています。ナレーション付きの映像授業において、目と耳の双方から学習指導を受ければ、視覚と聴覚を同時に刺激されるのです。生徒の情報を読み取る五感が1つから2つに増えるため、映像教材はインパクトのあるコンテンツとなります。また、映像に合わせてナレーションの声質や感情の乗せ方などを工夫すれば、印象的に内容を伝えられるでしょう。
映像授業に導入するナレーションは、日本語だけでなく英語や中国語に対応させることが可能です。動画教材のなかには、国内での外国語学習を目的としたものや、海外向けに日本文化を発信するものなど、様々な種類が存在します。外国に住む人や、日本語が分からない特定の生徒に向けて映像を配信したい場合、対象の国ごとにナレーションを導入することで映像授業を多言語化できるのです。また、ナレーションの原稿を一度完成させてしまえば、他の言語に翻訳して対応できるため、国ごとに映像を作成する手間が省けます。
映像授業にネイティブの英語ナレーションを導入して得られる効果についてご紹介します。
効果①|自然な発音やスピードを学習できる
効果②|豊富な語彙を正しく学べる
ここからは、上記2つの効果について具体的に解説します。
ネイティブの英語ナレーションを映像授業に導入すれば、動画を見ながら英語の自然な発音やスピードを学習できます。映像のテロップや字幕と英語のナレーションを組み合わせることで、単語やフレーズの綴りや意味を確認しながらネイティブの発音・スピードを体感することが可能です。母国語が英語のネイティブの音声を聞き続ければ、生徒のリスニング能力の向上が期待できるでしょう。
英語の映像授業をネイティブのナレーターと制作すれば、生徒が豊富な語彙に触れる学習コンテンツとなるでしょう。年齢や人によって異なりますが、一般的に成人したネイティブが扱える語彙数は、「約20,000〜35,000語」と言われています。ネイティブのナレーター次第ですが、生徒はより多くの英語表現に触れることができるのです。
映像授業をナレーション導入で有効活用する方法と補足で得られる効果についてご紹介します。
効果①|オンデマンド授業を実施する
効果②|対面授業のように口頭で授業を補足する
ここからは、上記2つの効果について具体的に解説します。
映像授業にナレーションを導入することで、インターネット上でオンデマンド授業を実現できます。オンデマンド授業は、生徒が場所や時間に縛られず、自由なタイミングで授業を受けられるコンテンツです。従来の対面型授業では、生徒や教員が1か所に集まる必要があります。一方でオンデマンド授業であれば、学校への登校や教室への移動時間、授業の準備をする手間などを削減できます。リアルタイムで授業を実施する必要がなくなるため、教員や生徒の負担が軽減されたり、空き時間を有効活用できたりするのです。
映像授業にナレーションが付け足せれば、対面授業のように口頭で内容を補足できます。動画教材が映像と文字のみの場合、生徒に内容が伝わりづらかったり、上手く興味を引き出せなかったりする可能性があります。一方、ナレーション付きの動画教材であれば、資料に補足しながら授業を進められるのです。
効果的な学習指導を行うため、映像授業にナレーションを追加する方法についてご紹介します。
方法①|パワーポイント(PowerPoint)で自作する
方法②|編集プロダクションに依頼する
ここからは、上記2つの方法について具体的に解説します。
パワーポイントを活用すれば、ナレーション付きの映像授業を自作できます。具体的には、以下の手順で動画教材を作成します。 パワーポイントを開く 「スライドショータブ」をクリック 「スライドショーの記録」をクリック スライドショー画面で「記録の開始」をクリック スライドに合わせてナレーションを録音する 動画教材を複数作成してインターネットにアップロードすれば、オンデマンド授業を実施することも可能です。
編集プロダクションとは、コンテンツ企画・編集・制作を代行する業者のことです。扱うコンテンツは業者によって異なり、紙媒体やWEBメディア、音楽・映像作品などがあげられます。映像作品の制作を専門とするプロダクションに依頼すれば、映像授業にナレーションを加えることが可能です。コストはかかりますが、業者によってはネイティブの英語やプロのナレーションを導入できる場合があります。映像授業に高いクオリティーを求めるのであれば、編集プロダクションの利用がおすすめです。
今回は、動画教材を編集してナレーションを導入するメリットや、映像授業に音声での解説や英語ナレーションを追加して得られる効果についてご紹介しました。映像授業でナレーションを追加すれば、生徒の理解度向上や興味や関心を引く効果が得られたり、教員の学習指導にかかる負担が軽減されたりと、さまざまなメリットがあります。ナレーション付きの動画教材は、パワーポイントでの自作や編集プロダクションへの依頼によって作成することが可能です。ぜひみなさんも、この機会に映像授業にナレーションを導入してみてはいかがでしょうか。
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